最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと


企業の継続的な成功には、リーダーとマネジャーの存在が重要である。そもそもリーダーとマネジャーの役割は、どのように違うのか。著者は、それぞれがすべき「たったひとつのこと」で、本質的な違いを説明する。
リーダーが考えるべきたった1つのことは「よりよい未来に向けて人々を一致団結させる」ことである。未来のイメージを描き、語り、考え、反芻し、頭の中ではっきりした形となったら、周りの人々を説得することに関心を向ける。リーダーが専念するのは未来。情熱的でなくても魅力的でなくても弁舌に長けていなくても構わない。ただ明確であればいいと指摘する。

一方、マネジャーが考えるべきたった1つのことは「部下一人ひとりの特色を発見し、それを有効に活用する」こと。才能、スキル、知識、経験、目標といった要素を観察し、それらを使って彼らが成功できる将来計画を立てる。チェスをするように、部下一人ひとりの個性の違いに注目し、彼らの成功に専念すべきである。

本書はさらに、個人が継続的に成功するための「たったひとつのこと」も提言する。それは「自分がしたくないことを見つけ出し、それをやめる」こと。生物学的、心理学的な調査結果なども紹介しながら根拠を示す。

【目次】
「たったひとつのこと」について知る必要のある、いくつかのこと/第1部 組織の継続的な成功についてあなたが知らなければならないたったひとつのこと(マネジャーとリーダーーどうちがうのか?/すぐれたマネジャーはチェスをする/すぐれたリーダーは未来を描く)/第2部 個人の継続的な成功についてあなたが知らなければならないたったひとつのこと(何をするかではなく、何をしないか/三つの主張/これでは成功は継続しない)/アンバランスであることをめざして