フィンチの嘴 ガラパゴスで起きている種の変貌


ガラパゴスには多彩な嘴で有名な鳥ダーウィンフィンチが生息している。20年をかけて彼らを丹念に調査した研究者のグラント夫妻は驚くべき事件を見い出した。鳥たちは気候の変動に応じて刻々と変貌し、「現在」も進化を遂げているのだ―種を突き動かす驚異的な自然の力を克明に描き出し、進化は「過去」の出来事に過ぎないという固定観念を打破するピュリッツァー賞受賞作。


【目次】
第1部 現生に見る進化(ダフネ島/ダーウィンが見たこと/限りない変異/ダーウィンのくちばし/天の摂理/ダーウィンの法則/2万5000ダーウィン)/第2部 新たなる生物(プリンストン大学/変異による創造/回る炎の剣/見えない岸辺/大いなる別離/分裂と融合の狭間で/新しい生物)/第3部 G・O・D(見えない文字/巨大な実験/外来の力/抵抗運動/伴侶/考えるイスカ)/神とガラパゴス

アイデアのちから


全米でも150万部を超える「支持」を得た本書は、実はこれも全米ベストセラーのマルコム・グラッドウェル著『ティッピング・ポイント』(邦訳は『急に売れ始めるにはワケがある』ソフトバンク文庫)に触発されて書かれた。
『ティッピング・ポイント』では、流行や社会現象を起こすものには、
(1)少数の目利きに浸透する、(2)記憶に粘る、(3)背景が味方する、
の3つの法則があることを明らかにした。
本書は(2)の「記憶に粘る」という点をより深く、より多角的に取り上げ、一度聞いたら決して忘れないメッセージ、人を行動に駆り立てるような言葉について、以下の6つの法則を明らかにした。

(1)単純明快である(Simple)
(2)意外性がある(Unexpected)
(3)具体的である(Concrete)
(4)信頼性がある(Credible)
(5)感情に訴える(Emotional)
(6)物語性(Story)
頭文字をつなげてSUCCESs(サクセス)の法則と著者たちは呼ぶ。

ジョン・F・ケネディ米大統領の「人類を月へ」という演説はアメリカ国民を熱狂させ、ソニー創業者の井深大の「ポケットに入るラジオ」というコンセプトは、ソニーを世界企業に飛躍させた。すごいアイデアは人を動かし、歴史を動かす。そうした具体例が豊富に盛り込まれたアイデア創造のヒントになる内容となっている。

IBMを世界的企業にしたワトソンJr.の言葉


IBMの創業者、トーマス・ワトソンの息子である著者が、IBMのCEO(最高経営責任者)時代に著した経営書。絶版だったものを復刊した。
すべての組織には、方針や活動の土台となる健全な信条が必要。これらを忠実に固守できるか否かが、会社の成否を決める。IBMを成功に導いたのは「個人を尊重する」「世界一の顧客サービスを提供する」「すべての仕事を最高のやり方で遂行する」という3つの信条だとして、内容を紹介する。

「完璧を目指さずに成功するよりも、完璧を目指して失敗する方がよい」「会社を倫理的で清廉に保つことは、経営トップの責任である。決して成り行き任せにしてはいけない」など、現在も十分通じる経営哲学を示す。

【目次】
1 最高のものを、どうやって引き出すか?/2 社員を、いかに成長させるか?/3 最高のサービスと完璧な仕事とは?/4 激しい変化に立ち向かうには?/5 成長と変化から、何を学ぶか?/6 公共の利益を考える/7 新たな問題に、新たな方法で取り組む

プロフェッショナルマネジャー 58四半期連続増益の男


かつての巨大コングロマリット米ITTの社長兼CEO(最高経営責任者)として58四半期連続増益を遂げたハロルド・ジェニーン氏の経営論。1985年刊行のものを復刊した。経営の教科書にしている柳井正ファーストリテイリング会長兼CEOが解説を加える。
ジェニーン氏は「本を読む時は、初めから終わりへと読む。ビジネスの経営はそれとは逆だ。終わりから始めて、そこへ到達するためにできる限りのことをする」と説く。同氏はITTで、どんな状況でも収益を年に10~15%増やすことを目標とし、実現した。現実的な目的を定めることで、そのゴールに行き着くためにすべきことがはっきりする。自分は何をやりたいのかをしっかり見定め、それをやり始めることが重要だと強調する。

ITTでは基本ポリシーの1つとして、「びっくりさせるな!(ノー・サプライズ)」と説いた。企業でびっくりさせられることとはほとんどが良くないことである。問題を発見し対処するのが早いほど解決は容易になる。手遅れにならないうちに状況に対処することが重要だ。「トップマネジメントが当然すべき仕事をしながら机の上をきれいにしておくことは不可能」「企業家精神は大きな公開会社の哲学とは相反する」など、独自の視点で興味深い。

ユニクロ「幻のバイブル」初公開!「これが私の最高の教科書だ」。「経営の鬼神」ハロルド・ジェニーンの金言。

【目次】
「これが私の最高の教科書」(柳井正)/経営に関するセオリーG/経営の秘訣/経験と金銭的報酬/二つの組織/経営者の条件/リーダーシップ/エグゼクティブの机/最悪の病ーエゴチスム/数字が意味するもの/買収と成長/企業家精神/取締役会/気になることー結びとして/やろう!

人生を変える一番シンプルな方法―世界のリーダーたちが実践するセドナメソッド


セドナメソッドは、1970年代に故レスター・レヴェンソンによってはじめられ、驚くほどシンプルに人生を変える方法として広まりました。本書は『ザ・シークレット』にも登場する世界的指導者ヘイル・ドウォスキンがセドナメソッドを体系化し、これまで米アリゾナ州のセドナでしか受けることのできなかったセミナーを1冊の本にまとめたものです。用意された質問に答えていくだけで、気持ちの切り替えをいつでもどこでも自分で行うことができ、人生を望む方向へ進めていこうとする際に障害となるマイナスの感情を、簡単に手放すことができるのです。アメリカでは多くの「成功者」と呼ばれる人たちがセドナメソッドの効果を実証しています。『ザ・シークレット』に登場する教師24名のうち3分の1以上が、セドナメソッドの体験者です。本書は、セドナメソッドの基本である「解放力」を引き出す第一部、人間関係や仕事、お金、健康などより実践的な効果を上げるための第二部によって構成されています。

感情を解放すると人生が変わる!『ザ・シークレット』マスターが明かす幸せを引き寄せる秘訣「手放しの法則」。

【目次】
第1部 セドナメソッド基本編(解放は持って生まれた自然な能力/実践の指針/九つの感情の状態/人生の流れを妨げる抵抗を解消する/受け入れる-冷静さへの鍵/さらに深いレベルの解放-四つの欲求を手放す/目標の設定と達成/好きと嫌いを手放す/利点と不都合を手放す/第1部のまとめ)/第2部 セドナメソッド応用編(恐れと心配を手放す/豊かさを実現する/人間関係を改善する/健康と幸福感を増進する/組織の生産性を上げる/世界を支援する)

道は開ける


ストレスに悩む現代人に、悩みを解決する方法を教える古典的名著。『人を動かす』とペアの装丁で四六判・上製(ハードカバー)とし、本文も読みやすく組み直した。
具体的な技法の奥に、人間の弱さをあたたかくつつみこみながら、心の持ち方、人生への姿勢を語って、読者に自己変革への勇気を与える本書は、これまで無数の読者から感謝をもって迎えられ、いまなお世界各国でベストセラーを続ける驚異の書である。

悩みの正体を明らかにし、悩みを解決する原則を具体的に明示して、こころの闇に光を与える不朽の名著。

【目次】
1 悩みに関する基本事項/2 悩みを分析する基礎技術/3 悩みの習慣を早期に断とう/4 平和と幸福をもたらす精神状態を養う方法/5 悩みを完全に克服する方法/6 批判を気にしない方法/7 疲労と悩みを予防し心身を充実させる方法/8 私はいかにして悩みを克服したか-実話三十一編

第8の習慣 「効果」から「偉大」へ


『第8の習慣』は、単に『7つの習慣』の続編といった意味合いのものではありません。新たな時代となった21世紀において、世界中の人々が待ち望み、要請した、新しい考え方、概念であり、行動指針なのです。
コヴィー博士が「7つの習慣」を通して説いた「原則」は、ビジネス、政治、学校、家族の中で活躍する何千万という人々が、個人の生き方や組織などにおける社会的な役割を大きく改善するのに役立ってきました。
しかし、世界は常に大きく変化しており、人と人との関係、家族、職場、そして地域が直面している問題や複雑さは、これまでとまったく違ったスケールのものとなっています。
個人そして組織として効果的であるということは、もはや選択肢ではなく、今日の社会を生き抜くためになくてはならない要素になっています。コヴィー博士のいう新たな「知識労働者の時代」の中で成功し、刷新を遂げ、卓越し、さらにその時代を導くためには、これまで発揮されてきた「効果性」を凌ぐ発展をとげなければなりません。人類の歴史におけるこの新時代を表現すると、「偉大さ(あるいは素晴らしさ=greatness)」のための時代ということができます。それは「達成」、「情熱的な実行」、「重要な貢献」の時代と言えるでしょう。

今日のまったく新しいリアリティ(現実)の中で、人間の才能とモチベーションを高めていくには、考え方を大きく変える必要があります。新たなマインド、新たなスキル、新たなツールが必要なのです。一言で言えばそれは「新たな習慣」です。今日の世界における究極の課題は、「自分のボイス(内面の声)を発見すること、そして自分以外の人もボイスを発見できるよう奮起させる」こと。これが、コヴィー博士がいう「第8の習慣」です。
あまりに多くの人々が、自分たちのボイスを一言も発することなく、なんら自分らしい貢献もできずに、フラストレーションを感じたり、失望したり、努力が報われないと感じているのではないでしょうか。「第8の習慣」はそんな魂に対する答えです。「偉大さ」を切望する心、組織の中での存在意義や優れた結果への要請、そして「ボイス」を探し求める心に対する答えです。深くて説得力があり、時を得た本書は、「知識労働者の時代」へ向かって無限な価値の創造へと導くものです。

【目次】
苦痛に満ちた現状/問題を理解する/問題解決への道/第1部 ボイス(内面の声)を発見する(ボイス(内面の声)を発見するー秘められた天性を解き放つ/ボイス(内面の声)を表現するービジョン、自制心、情熱そして良心)/第2部 ボイス(内面の声)を発見するよう人を奮起させる(フォーカスー模範になることと方向性を示すこと/実行ー組織を整え、エンパワーメントを進める/知恵の時代)

ドラッカー 365の金言


世界最高の経営思想家ピーター・ドラッカーの洞察力に富んだ言葉の数々を1日1頁、1年365日で構成。本書は、組織の中で働き、常に何らかの目標の達成を求められている人々にインスピレーションとアドバイスを与える書である。いずれの言葉も95歳の著者の経験に裏打ちされた成果の結晶であり、読者はそこから深い洞察を得ることができるであろう。

仕事と人生を変える1日1ページ。マネジメントの巨人が遺した至言の宝石箱!愛蔵版。

マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則


ドラッカーが自らのマネジメント論を体系化した大著『マネジメント――課題、責任、実践』のエッセンスを、初心者向けに一冊にまとめた本格的入門書。本書は、マネジメントの仕事とは実践であり、成果を出すことであると明確に規定する。そして、そのためにマネジメントが果たすべき使命と役割、取り組むべき仕事、さらには中長期的に考えるべき戦略について、具体的に解説する。組織で働く人に、新しい目的意識と勇気を与える書。

【目次】
1 マネジメントの使命(企業の成果/公的機関の成果/仕事と人間/社会的責任)/2 マネジメントの方法(マネジャー/マネジメントの技能/マネジメントの組織)/3 マネジメントの戦略(トップマネジメント/マネジメントの戦略/マネジメントのパラダイムが変わった)

プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか


どうすれば一流の仕事ができるか。ドラッカーの教える知的生産性向上と自己実現の秘けつ
本書は,ドラッカーの膨大な著作の中から,我々一人ひとりがどう成果をあげ,貢献し,自己実現を図っていくかについて述べた部分を抜き出して1冊の本にまとめたものである。題して,「ザ・エッセンシャル・ドラッカー・オン・インディヴィデュアルズ(ドラッカー生き方・働き方読本)」。しかも,編者はドラッカー訳を長年手がけ,ドラッカーの著作を誰よりも知りつくしている上田惇生氏。これを聞いただけで,ドラッカー・ファンはそわそわしてくるのではないか。
ドラッカーの著作というと,マネジメント,社会論に関するものという印象が強い。実は多くの著作の中でドラッカーは,個々の人間がどう働き,どう生きたらいいかについてもくり返し言及している。なぜなら,ドラッカーが30年も前から予言したように現代は知識社会への転換期を迎えており,そこで働く知識労働者は,自分の仕事に責任を持ち,自らをマネジメントすべき存在だからである。

本書には「はじめて読むドラッカー」という副題もついている。そのとおりこれからドラッカーを読み始めたいという読者にはうってつけの本である。本書は11の著作・論文から選りすぐった論集であるだけに,企業・社会に対するドラッカー一流の深い洞察が随所に顔を出しており,ドラッカー理論のエッセンスに触れることができる。巻末には出典著作の解説が出ているので,興味を引かれた本から読み始めることをお勧めしたい。

もちろん,本書は多くのドラッカー・ファンにも十分楽しめる本である。何しろ個の生き方というテーマを柱にした本は初めてのものである。しかも編者の巧みな構成によって内容的にも新鮮なものとなっており,新作に匹敵する価値がある。

本書の最も優れているところは,ドラッカー自身がどう学び,どう成長してきたかを語る「私の人生を変えた七つの経験」である。現代の巨人が自ら語る成功の秘けつは,まさに「プロフェッショナルの条件」そのものといってよい。

リーダーシップ 新装版―アメリカ海軍士官候補生読本


1981年(初版発刊)以来35刷りを重ねた不朽の名著を現代的な日本語訳として監修を行った日本語版第2版。未曾有の世界的な金融危機下で、今、改めて問い直される「リーダーシップ」の実践的意味を古き良きアメリカの普遍的な知恵に学ぶ。

【目次】
第1部 基礎編(リーダーシップの概念/心理学研究の歴史的背景/人間行動の研究における科学的方法/集団の構造と機能)/第2部 実践編(道義的リーダーシップ/海軍士官の役割/有効なリーダーシップの人格的特性/リーダーシップのダイナミックな特性/その他の重要な成功要因/人間関係/カウンセリングと面接/規律と士気/組織と管理/リーダー・シップとアメリカ合衆国戦闘員綱領)

アメリカ陸軍リーダーシップ


真のリーダーが持つ品格、知識、実践。「アメリカ陸軍公式リーダーシップマニュアル」。その深遠な哲学と広範囲にわたる教訓を民間組織のリーダーと共有するために書かれた初の教科書。アメリカ陸軍が長年をかけて培ってきたリーダー開発の極意(Be Know Do)がここにある。

【目次】
第1章 リーダーに必要な品格、知識、実践/第2章 リーダーの品格/第3章 人々が中心である/第4章 前線からリードする/第5章 チームが必要だ/第6章 複雑性を管理し変革をリードする/第7章 学習する組織を形成しリードする

徹底のリーダーシップ 最悪のシナリオから最高の結果を生む経営


■危機の今、まさに全リーダー必読の一冊。
会社にとって一番必要なことは何か。それを理想と現実、長期と短期のバランスのなかで考えていくのがリーダーの役割であり、いったん何をすべきかがわかったら腹をくくって率先して取り組まなくてはなりません。リーダーから動かない限り、組織は動かないのです。そういう、いわば当たり前のことを、チャラン氏はこの『徹底のリーダーシップ』のなかで繰り返し書いています。「経営者の基本理念は、『手も口も出す』であるべきなのだ」と。僕はそれを読んで、自分の考えていることとほとんど同じだな、と思ったのです。 (柳井正 ファーストリテイリング会長兼社長「解説」より)

■カリスマ経営アドバイザーによる「ぶれない経営」のための本
ベンチャーからフォーチュン500企業まで、世界中の経営者から絶大な支持を受けている経営アドバイザー、ラム・チャランが、未曾有の経済危機に直面しているビジネスリーダーたちに向けて書いた、「ぶれない経営」のための書。いまなによりも大切な「キャッシュ」を確保しつつ、「徹底した経営」を貫き、この不況の先にどこよりも強くなっているために、リーダーたる者、いかに思考し、行動すべきか。「最悪のシナリオ」の下で「最高の結果を出す」ためのエッセンスが詰まっている。

■ 難局においてリーダーに絶対必要な6つの資質
1.誠実であり、信頼できる存在であること
2.社員、部下を鼓舞し、勇気付ける存在であること
3.現実と「生の情報」でつながっていること
4.楽観的な現実主義者であること
5.細部にまで徹底して踏み込んでいくこと
6.未来に打って出る勇気があること

【目次】
序章 六週間で「一〇〇年に一度の危機」に対応した会社/第1章 「キャッシュと情報」こそ命綱である/第2章 本物のリーダーはどう行動するか/第3章 販売、マーケティング責任者のすべきこと/第4章 CFOのすべきこと/第5章 現場のリーダーがすべきこと/第6章 研究開発部門をどうするか/第7章 サプライチェーンをどうするか/第8章 スタッフ部門のトップがすべきこと/第9章 取締役会のすべきこと

ドラッカー先生のリーダーシップ論


革の時代のリーダーたちへ――
「知の巨人」が伝えたかったものとは?

自他共に認めるドラッカーの一番弟子が、師の著作、講義、対話をもとに、ついに書かれることのなかった幻のメッセージを体系的に解き明かす!

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「リーダーシップはこのうえなく大切であり、これに変わり得るものはない」「マネジメントはリーダーシップである」と、初期のころから「リーダーシップ」に並々ならぬ感心を寄せていたドラッカーだが、ついにこのテーマを書物にまとめることなく世を去った。

ドラッカーの教え子、友人、弟子として30年にわたってその薫陶を受けたウィリアム・A・コーンは、師の膨大な文献、聴講した講義、長時間にわたる対話をもとに、ドラッカーの頭のなかにあったリーダーシップ論の真髄を本書であますところなく再現した。

変革の時代に苦闘するすべてのリーダーへ、
そして未来のリーダーたちへ――
「現代マネジメントの父」が伝えようとして果たせなかったメッセージが、いま鮮やかに甦る!

【目次】
第1部 組織の将来を切り開くリーダーの役割(もっとも重要な決定ー組織の事業を定義する/仕事の作法ー戦略的プランの作成 ほか)/第2部 倫理と誠実さ(ビジネス倫理ードラッカーの考え方/効果的なリーダーシップと人としての誠実さ ほか)/第3部 軍隊 ドラッカーが模範とした組織(クセノポンに学ぶリーダーシップ/リーダーを育成する ほか)/第4部 モチベーションとリーダーシップ(モチベーションを高めるリーダーシップ/最高の成果のためのモチベーション ほか)/第5部 リーダーシップのマーケティング・モデル(リーダーシップにマーケティング理論を採り入れる/セグメンテーションをリーダーシップに応用する ほか)

企業変革力


組織には継続的改善とは別に、リストラやM&A、ダウンサイジング、企業文化変革といった手法を用いた大規模な飛躍と変革が必要な場合があるが、そのリーダーシップのあり方を論じたのが本書である。この場合、リーダーシップはマネジメントの対比概念として位置づけられている。
マネジメントとは、組織内のプロセスを計画し調整し統合することである。継続的改善に必要なのはマネジメントであるが、飛躍と変革に必要なのはマネジメントではなくリーダーシップである、と著者は言う。リーダーシップとは、組織を誕生させ、あるいは激しく変化している環境に組織を適応させる役割である。成功を収める変革は、70から90%はリーダーシップによってもたらされ、残りの10から30%がマネジメントによってもたらされる、と著者は主張している。

管理者としての成功への道も今後は変わる。大組織の中でマネジメントを学びつつ昇進をはかってきたこれまでのキャリアパスは、十分なリーダーシップ能力の獲得という点では不十分だ。21世紀において成功を収めるキャリアはもっとダイナミックなものになるはずだ、と著者は主張している。会社で働いている人たちへの示唆を含む議論である。

著者のジョン・コッターはハーバード・ビジネススクールの組織行動論担当教授である。ティーチングとコンサルティングの豊富な経験に基づく記述は、饒舌な語りを聞くようで読みやすい。多くの企業に入り込み、さまざまな場面に遭遇した著者の経験が生かされている。記述の全体に健全な精神が横溢し、割り切りの良い議論が展開されるので、読んでいて元気が出てくる本である。

強力なリーダーが必要だ、という意見が今の日本には多い。では強力なリーダーとは具体的にどういう役割を果たす人間をいうのか。その点を、本書は豊富なビジネス事例に触れながら明らかにしている。

ハーバード・ビジネススクールでリーダーシップ論を担当するジョン P. コッターの世界的なベストセラー。

MBAリーダーシップ


社会と組織を導いていきたいと願う人に向けた、リーダーシップ行動モデルの教科書。エンパワーメント、コーチング、動機づけからグローバル経営まで、リーダーシップ行動モデルを実現させるための行動技術を解説する。




【目次】
序章 リーダーシップに関する典型的なケース/第1章 リーダーシップ行動モデル(リーダーシップ行動モデルの定義/リーダーシップ行動モデルの考察/リーダーシップ行動モデルの実践)/第2章 変革リーダーシップの技術(変革と管理のリーダーシップ/変革ビジョン設計の技術/変革共有コミュニケーションの技術 ほか)/第3章 条件適合リーダーシップの技術(フロントライン・マネジメント/組織経営マネジメント/事業経営マネジメント ほか)